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グリーフ

そのこ

グリーフってご存じですか?
喪失体験による心身の反応をグリーフといいます。
私は子供たちとの離別がこれにあたります。

目次

グリーフとは

喪失体験による、心身の反応のことをグリーフといいます。グリーフは日本語で「悲嘆」「深い悲しみ」にあたります。
大切な人を亡くす死別はもちろん、その人にとって大切なものを喪失した体験によって起こる反応です。ですので、離別や子どもの自立、病気、怪我…など、その体験は様々。

私は子供たちとの離別により、グリーフを経験することとなりました。
想像を絶する苦しさ、痛み・・・。息も出来ていなかったような感覚になるほど苦しい時期がありました。

グリーフは自然な反応

グリーフの反応自体は病気ではありません
大切な人やものを失ったとき、怒りや哀しみ、不安、罪悪感など、様々な感情を感じるのは自然なこと
だって、本当に本当に大切な存在なんですもの・・・。

感情のコントロールがきかなくなる
感情が麻痺してしまう
ひどく寂しくなる
恐怖に似た不安感 
何を食べても味がしない・おいしくない
食欲がない、食べすぎる
免疫力が低下する
動悸、息切れなどを感じやすい
呼吸が浅くなり息苦しい
自然と涙がこぼれる
何もしたくなくなる
季節感が分からなくなる
悲しみに暮れる時間がないくらいに予定を入れてしまう
かなしいのに笑ってしまう
 ・・・etc.

人によって、症状は他にもたくさんあるかと思います。
私の場合は「食欲がない」「季節感が分からなくなる」以外の症状がすべてありました。今もいくつかの症状は継続しています。

当時「自然と涙がこぼれる」というのは日常茶飯事で、家に一人でいるときはこぼれるどころか号泣。通勤時の電車内では涙をこらえるのが大変でした。こらえきれず、マスクの下で涙が流れていることもしばしば。最寄り駅からの真っ暗な帰り道では普通に泣いていましたね。

また、心と身体の表現がバラバラにもなってしまいます。
「かなしいのに笑ってしまう」
これは元々の私の性格?でもあったかもしれませんが、つらい時でもわりかし笑って話していることが多いです。

「悲しみに暮れる時間がないくらいに予定を入れてしまう」というのも、本業の休みの日に単発のアルバイトをしていたのが該当します。ひとりで家にいる時間をなるべく少なくしていました。忙しくすることによって、自分の意識を他に向けていたのですね。ま、お金が足りなかったのもありますが・・・笑

グリーフケア

グリーフケア
一般的に グリーフケアとは、大切な人と死別するなどの「喪失」を経験した人に寄り添い、悲しみと向き合うそのプロセスを見守っていくことを差します。グリーフケア専門家に頼ったり、カウンセリングに行く、また、私のようにひとりで黙々と?過ごしていくなど、それぞれの状況、症状に合わせて選んでいったらいいと思います。グリーフケアにこれといったひとつの正解はありません。

また《時薬ときぐすり》はあります。
時間がすべてを癒してくれる《時薬》
「すべて」というところは今のところ実感はありません。おそらく自分が死ぬときに答えが出るのかな?と思います。
でも、この《時薬》は本当にあります。
少しずつ少しずつ・・・、心が修復されていくのですね。
あまりに深い悲しみは、時間をかけずに回復することは不可能です。短期間で回復したように見えても、実際にはこころの痛みに蓋をしただけで回復はしていないと思われます。悲しい時は心に蓋をせず悲しみを自覚をし悲しみを吐き出し悲しみを受け入れていくことが必要です。

大事なのは「大切な存在」があったことを忘れて人生を進むのではなく、「大切な存在」とともに生きていけることです。

そのこ

私は今もグリーフケアの最中です。
苦しんでいる方々の心のよりどころになれたらなと思っています。
大丈夫です。必ず、生きていてよかった✨と思える日が来ます。

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